Strategic InSights: Good to people, good for business

協同組合/相互扶助の保険組織の事業目的とは、環境を守り、地域に安定をもたらし、事業の発展を助け、個人契約者とその愛する家族を守りながら、より良い世界を築くためにリスクを管理することです。一方、日々の業務の中で保険事業の成長に寄与し、組合の理念を支持する人々、つまり職員を大切にするという義務も有しています。忠誠心と効率性を持ち、仕事に熱心に取り組む職員なくして、事業の発展と繁栄は望めません。

このレポートでは、法令や規制要件に基づくものにとどまらず、職員の健康と幸福の充実を目的としたさまざまな制度や活動に取り組むべき論理的根拠を探ります。また、優秀な人材が働きたいと思う職場づくりを目指すうえで考慮するべき社会経済的課題とは何かについて、協同組合や相互扶助の原則に基づいた取り組みを行い株式会社との差別化を図っている実例を示しながら考察します。

レポートは、一部のICMIF会員団体を対象にして行った調査の結果に基づいて作成されました。以下、調査設問に対する回答を集計した結果を示し、協同組合/相互扶助団体が他より優れていると思われる点や、今後のさらなる対応が必要な点などをまとめました。最後に、協同組合/相互扶助の保険組織にとっての今後の課題や、職員の健康と幸福を増進するために重視するべき取り組み方を提案しました。